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岡潔博士の「秋が来ると紅葉(もみじ)」1:今から50年前の「世界大戦」予言!?

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父の言葉(My father's words)

日本人が櫻が好きなのは其の散り際が潔いからである。
(The reason why the Japanese people love Sakura is the way of the great grace moment when Sakura's flowers are scatteredly falling by the wind.)
−− 数学者 岡潔(Dr. Kiyoshi Oka, a Great Japanese mathematician)

数学者 岡潔思想研究会


みなさん、こんにちは。

久しぶりに横山賢二さんの「岡潔研究会」のサイトを見たところ、新しいものがアップされていた。そこでいつものように個人的にページ数を減らすためにTeX化してから読んだのだが、非常に面白いことが書かれていたので(実際には、1969年の講演)、それをメモしておこう。以下のものである。
岡潔 「秋が来ると紅葉もみじ」の解説(抜粋)
講演日 :1969年9月29日  於 東京虎ノ門 船舶会館

横山 賢二

目 次(下の項目をクリックしてお読み下さい)

【1】 消極的な利己主義
【2】 ショーペンハウエルの意志
【3】 ヘーゲルとマルクス
【4】 後頭葉のアメリカ色
【5】 共産主義批判
【6】 アメリカとの関係
【7】 世界大戦の予想
【8】 世界情勢
【9】 喜びと懐かしさ
【10】 数学上の発見
【11】 アルキメデスとポアンカレー
【12】 欧米人の潜在識


我が国の歴史的な大数学者を一人あげろ!

といわれたら、真っ先にあげられるのが、この岡潔博士である。

この岡潔博士が活躍したのは、いまから50年以上前である。今年は「戦後70年」だが、岡潔博士の時代はまだ「戦後20年」であった。私が生まれたのが、「戦後10年」頃であった。

そんな時代に、すでに今でいうところの「スピリチュアル」「アセンション」系の人たちが今になって言い始めたようなことを毅然として、凛としてさまざまな書物や講演で言っていたのである。

驚くべき歴史である。


スピリチュアル系の話ではなく、専門的な数学の話でも、社会問題や政治の話でもすでに50年前にその「核心」部分を突いていた。

(あ)憲法問題について
ここで私は岡潔博士と小林秀雄との歴史的対談であった「人間の建設」についてはメモしておいた。以下のものである。
岡潔「人間の建設」にみる憲法前文の解釈:憲法は人を甘く見ているヨ!
憲法記念日に思う:やはりそろそろ世界最古の国家をしらしめす新憲法が必要ですナ!

人間の建設 (新潮文庫)
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この時代にすでに、岡潔博士は、戦後制定された日本国憲法にはさまざまな思想上の弱点が潜んでいて、およそ日本人的ではないという問題を取り上げたのである。

明治憲法の前文と昭和の日本国憲法の前文を比べた時、まるで大人と子供の思考ほどの差があると言ったのである。

簡単にいえば、戦後憲法は「民主主義」というような言葉遊びは得意だが、その意味するところが何もわかっていないで作られているというような意味のことを主張したのである。

例えば、岡潔博士はこういっていた。
岡:日本は、戦後個人主義を取り入れたのだが、個人主義というものは日本国新憲法の前文で考えているような甘いものではない。それに同調して教育まで間違ってしまっている。その結果、現状はひどいことになっている。それに気づいて直してもらいたいと、私は呼びかけています。それを一億の人に呼びかけようと思ったら、続けて呼び続けなければならない。同じ文章で同じことをいって呼びかけても、退屈して読んでくれなくなる。どうすれば比較的読んでくれるだろうかという技巧は数学で使っていることと同じでしょう。数学で未知なるものをできるだけ既知のものに近づけるために書く文章と、いまあちこちに書く文章は、書き方としては同じです。
(以下省略)−−−美的感動について


(い)共産主義について
いま我が国の左翼野党のミンス党なり、共産党、そして、与党の北朝鮮通や韓国通や中国通やロシア通などの共産シンパの連中が思っているところの「共産主義」というものの問題の核心部についても、50年以上前に岡潔博士は簡潔に粉砕していたのである。以下のものである。
【5】 共産主義批判

今、世界のリーダーシップは欧米人がとっている。だから世界がどんな有様か、ちょっと描写すればいい。今は共産主義というものがある。これはのちに、もう一度いう機会があると思いますが、ともかくこんなもの知性ではない。狂信者の集団です。「左手にコーラン、右手に剣」です。やり方見てるとそうです。迷惑な話ですが、そうなんです。大体、そんなものが世界にあるというのが、そもそも絵の1つです。

それと日本との関係はどうであるかいいますと、日本は今、石油の大部分をアラビア、ペルシャに求めている。もし、この石油が来なくなったらどうかといいますと、このおびただしい自動車は一台も動かなくなる。自動車なんか動かなくても、まあよろしいが、工場の大部分は止まってしまう。そうすると、おびただしい失業者が出る。そうすると、共産主義は相当行き渡っていますから、日本は共産主義になる。

日本は共産主義になればどうなるかというと、今、国が近代国家として生きて行くためには2つの力が要る。1つは創造力。もう1つは、よく働くことです。アメリカはマネージメントといってますが、この2つが力です。ところが、日本の共産主義の先生方の教え方見てますと、これはもう2つとも駄目です。

そうるすと独立国を作って行くことはできない。そうすると、どっかの属国になって、属国だけれどもチェコのように独立国を作るということはできない。だから、かつての蝦夷のようになり、それからやがてアイヌのようになる。その次は消え去る。こんな風です。

これを説明するためには、共産主義の先生方に教えてもらってたんでは想像力もマネージメントも―マネージメントじゃない、よく働くという力。これ、2つとも到底駄目だということを説明すればよろしいでしょう。だから石油が来なくなれば滅びる。

すでに50年も前に岡潔博士は、
もし石油が滞れば、その国は共産主義国家になるぞ
と分析していたのである。

だから、

集団的自衛権が必要なのだ。


アメリカであろうが、日本であろうが、イギリスであろうが、フランスであろうが、ドイツであろうが、どの国であろうが、現代の石油文明時代では、石油が来なくなれば、何もできなくなって貧しくなるから、すぐに共産主義化するということなのである。

共産主義化とは、独裁国家という意味である。


実に慧眼である。


したがって、

なぜ今中国が尖閣諸島にベースキャンプを作るかとやっきになっているかというと、

かつての米軍が第二次世界大戦中に日本への石油輸送を遮断するためにフィリピンにベースキャンプをおいたように、石油を遮断すれば、日本が国家機能停止して一気に共産主義化できるからである。

それほどまでに石油は大事なのである。

いまミンス党や共産党が、集団的自衛権を批判しているが、かれらの言うような状況になると、現実は100%彼らの予想とは真逆に進むのである。

つまり、民主党や共産党の連中は安倍政権の集団的自衛権を持てば、日本が独裁国家になってしまうから危ないぞというが、この時の集団的自衛権は、さまざまな国々の「石油輸送」を守るためである。

ところが、その集団的自衛権を持たないでいれば、中国によって石油輸送が遮断されることになる。そうなると、世界各国は一気に機能不全に陥り、貧しくなる。食うにも困る状況になる。

こうなると、だれかヒトラーのような独裁者が現れるようになる。そして、政府与野党の議員どもことごとく牢獄に閉じ込めたり、海へ突き落とす。

こうなるわけですナ。


つまり、民主党や共産党が主張するように集団的自衛権を放棄すれば、いずれ中国によって石油輸送が遮断され、我が国は一気に独裁国家になり、結果として民主党や共産党は真っ先に殺戮されるのである。

同じことは、沖縄の独立も起こる。沖縄が日本から独立したやいなや中国軍が来て、いまの沖縄の政治家共は虐殺されるのである。そして、脳天気な中国人の民衆の天下になり、日本人同士の結婚は禁止されるようになる。


とまあ、これほどまでに「石油輸送確保のための集団的自衛権」は重要なのだ。

まあ、俺としては、集団的自衛権がなく、日本が独裁者国家になったほうが、在日朝鮮人を皆殺しする奴が必ず出てくるからいいと思うのだがナア。頑張れ、民主党と共産党さんヨ。


(う)アメリカとの関係は?→同盟国であれ
岡潔博士の意見では、アメリカとの関係は、戦後の関係からすでに戦後20年の当時、いわゆる「自虐史観」醸成プログラムのせいで、日本国民は精神的にズタズタにされて、メロメロの「消極的利己主義者」となっていた。

そんな時代であった。

そんな時に、岡潔博士は、こういっていた。
【6】 アメリカとの関係
ところがソビエットなんかにしても、ソビエットは潜水艦をたくさん持ってる。それから、その国を共産主義にすることを、そこの人民を解放するといってる。それだったらなぜ石油を来ないようにして石油源を絶って、日本を共産主義化しないかというと、これはアメリカの第7艦隊がインド洋、シナ海を遊弋(ゆうよく)している。その背後にアメリカの核兵器が睨んでいるからです。だから日本民族は今、実際好む好まざるに関わらず、アメリカの軍事力の庇護のもとで生きている。

ついでにアメリカとの関係をいいますと、今、日本の工業的生産品の販途の半分はアメリカへ売れている。で、アメリカがそれを買わんようになりますと、日本は今、大抵の工場は銀行から金を借りて工場を作ったり、工場を改良したりしているから、半分しか売れなくなると利益が半分になりますから、そうすると銀行へ払う金の方が遙かに高くなる。そうすると段々赤字が積もって行って倒産する。

どれくらいそうなるかというと、恐らく7割ぐらいは倒産する。今の日本で実業界が7割の失業者を出したら、必ず共産主義化します。そうすると滅びるというところへ行くでしょう。

だから、アメリカの軍事力の庇護のもとに生きていて、アメリカがお得意になってくれてるから、日本民族は生きてるんだということを知らなきゃいけない。一面、アメリカ色は払拭しなきゃいけないし、他面アメリカのお陰で生きている、生存を続けているという日本民族の現状であるということを知ってもらいたい。

アメリカと仲良くしなきゃいけないが、卑屈であってはいけないという難しい立場にある。仕様ない!そんな立場へ20何年かかって自分を持って来たんだといいたい。まあ、ともかく今はそうです。

が、そういうことを言ってんじゃない。世界の状勢でしょう。世界の状勢がわかるでしょう。

「戦後20年」の当時、岡潔博士はこういうふうに分析していたのである。

そして、「戦後70年」の今年、安倍晋三首相が米国議会で講演した。

あの講演こそ、岡潔が言いたかった関係、日米が対等な関係になる。すくなくとも、精神的には対等な関係を持つ同盟国となるということである。

岡潔博士の時代にはそれはまだ実現できなかったが、ついに今年それが実現したのである。


興味深いことに、岡潔博士が
もし日本が反米となって、アメリカが日本製品を買わなくなれば、日本の7割の会社が潰れ、共産主義国家になる
と言っていたわけだが、この時の日本がそうしなかったことを、いま韓国が行いつつあるのである。

いま韓国が中国と米国とロシアの間で、天然の天邪鬼気質のせいでコウモリ外交しているが、その結果、アメリカが韓国製品を買わなくなれば、韓国の会社の7割以上は倒産。そして、共産主義国家になる。結果として、中国か北朝鮮に吸収される道をたどると予想できるわけである。

ましてや、石油を遮断されたら、韓国は原始時代に戻る。

まさに今の日本と韓国は、ともに良い例と悪い例の両方として岡潔博士の分析の正しさを証明しているのである。

(つづく)




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  by Kikidoblog | 2015-06-18 17:24 | 岡潔・数学・情緒

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