岡潔博士の「秋が来ると紅葉(もみじ)」2:今から50年前の「世界大戦」予言!?
(え)岡潔博士の第3次世界大戦予想
この講演で、岡潔博士は50年前にすでに「第3次世界大戦が起こるだろう」という予想をしていたのである。
驚きである。以下のものである。
【7】 世界大戦の予想
毛沢東、近頃ソビエット領へ発砲したでしょう。あれ私、韓国へ発砲するだろうと思ってた。そうするのが自然ですから。もしそうなってたら、アメリカと中共との戦争になる。そうするとアメリカはドル防衛のために、日本の品物なんか買えない。それで今いったとうり、日本民族は滅びる。まあ普通なら、こうなってしもう。心配してたんです!それだけは、まあ向こうへ撃ってくれた。あんなん全く個人の心理ですよ。で、そんな風でしょう。
それなら、共産主義だけが困るのかっていいますと、自由主義諸国を見てみますと、自由貿易なるものをやってるでしょう。自由貿易っていうのは徹底的な貿易上の生存競争です。そして今イギリス、フランスが落伍しかかっています。
これ落伍したらどうなるか。相当欧州へも共産主義色は入り込んでます。それで拡大生産やってるんです。イギリスやフランスなんて国も。拡大生産をやらんことには、銀行から借金して工場を改良しないことには、世界の各地への売込み競争に負けてしまう。だから、加速度的に生産競争をやってるんです。それが自由主義貿易です。こんな風で、英仏が落伍したらどうなるか。これは共産主義化すると思います。放って置けば。
それで一番多い可能性は、そうするとみすみす共産主義化するということは、自国が滅びることだと政治家は思うでしょう。そうすれば、イギリス魂などというのは、自分の国が滅びるくらいなら相手も滅ぼすというのがイギリス魂。だからイギリス首相なんていうのはいち早くアメリカへとんで行く。
そして、こんな風じゃあ英仏は共産主義化する。そうしたら西独だって共産主義化せざるを得んだろう。欧州が共産主義化すれば、これは文化が高いから世界の均衡は破れてしまう。放って置きゃあそうなる。いっそ今のうちに戦争を始めようじゃないかと説くと思う。そして、多分すると思う。
岡潔博士の論理は実に単純明快。
石油文明の現代では、
石油遮断→貧困化→共産化→独裁国家の道筋を進む。共産化=自国の文化が消滅すること→戦争を始めようと考える。つまり、世界大戦が起こる。
つまり、いまなぜ石油原産国で戦が続くかというと、石油遮断すれば、先進国が皆貧しくなって共産化する。そうなれば、世界戦争が起きる。
そういうことをやりたい連中がいるから中東で戦争が絶えないのである。
まあ、ここを見るような人は、その連中が、イルミナティーやNWOやフリーメーソンやらビルダーバーグ会議やらに代表されるワールドリッチ悪魔主義者たちだということは知っているだろう。
20年前ならいざしらず、まったくそういう情報のなかった50年前に岡潔博士はすでにこの世界構造の動力学を見きっていたのである。
そして、今現在、アメリカまで石油が湯水のように使えなくなったために、産業構造を変えるのに失敗しつつあり、貧しくなって、共産化の道を進みつつあるというわけである。
アメリカが共産化すれば、もはや第3次世界大戦は100%勃発する。
それを阻止できるかどうかが、いま日本の役割なのである。
つまり、アメリカが石油をじゃぶじゃぶ使えたアメリカ文明から、石油倹約型の日本文明への見事な転換が行うことができれば、アメリカは復活できるのである。
そのためには、フリーエネルギー研究もさることながら、既存の戦後のセントラルヒーティング型のアメリカ石油文明を日本のストーブやこたつ型の日本石油文明に変えることができるような科学技術などを育成すればいいわけである。
石油をちびちび使う日本人の知恵を米人に伝授すれば、アメリカは復活できる。共産化する必要もない。
だから、日本はアメリカと同志にならねばならないのである。
これまでは、我が国はアメリカの属国に等しかったが、これからは、我が国はアメリカの同盟国とならねばならないのである。つまり、昔はすべてがアメリカ→日本であったが、今後は日本⇔アメリカとなればいいのである。
それだけのことだ。
大事なことはアメリカが経済崩壊し共産化すれば、確実に第3次世界大戦が起こるという現実である。
これは欧州でも同じことである。
(お)もし世界大戦が起こるとどうなるか?
この問題についても岡潔博士はすでに50年前に(もっとも50年前は今よりもっと大戦の危機があったからそう思ったのだろうが)、こういっていた。
【8】 世界情勢
そうすると自由主義、共産主義の大戦争が起こる。この時は核兵器だけじゃありません。毒ガス皆使う。それから一番困ることは細菌使う。中共なんて貧乏で、その上学問ないでしょう。アメリカ軍が砂漠へでも入ってごらんなさい。ペスト菌まくに違いない。
そうするとあいにく地球が変な方へ回ってる。だからゴビ砂漠の砂とともにペスト菌が上空を覆うて日本へくるよ。(笑)これ大変ですよねえ。そのあとどうなるなんて考えなくていい。
問題は、英仏が落伍せずに、どうにかやって行く期間はどれくらいだろうっていうこと。これはある人は、ある人って胡蘭成(こらんせい)さんですが、長くて10年、短ければ3年だろうといってる。実際競争だとして、競争にたとえていいますと、英仏の腰つき見てますと、実際3年ぐらいじゃないかって気がするでしょう。そういう気がする。そうすると長くて10年、短ければ3年経てば、一番可能性が多いことは、ペスト菌が日本へ飛来する。(笑)
これが世界の状勢です。火炎の燃え盛ってるような状勢でしょう。自由ということを大事にするんだったら、なんで英仏の足腰立たんようにたたきつけなきゃあいかんのか。そんなもの、英仏が食て行けるように考えてやって、その残り部分で競争したければ(これもあんまり誉めたことじゃありませんが)すべきです。
で、今描いた日本が心配だとか、10年でどうなるとかいうのをやめて、ぞっとするような絵ができたでしょう。これが世界の現在の状勢のスケッチです。まさに火が燃え盛ってるような世相だという気がするでしょう。
だから仏教は、第1の心の世界に住むことを「火宅(かたく)に住む」、火の宅と書きます。そしてここを抜け出して、頭頂葉の世界に住むことを「清涼(しょうりょう)の地に住む」、清涼殿の清涼と書くんですが、仏教は宋音ですから「清涼の地に住む」、そういってる。実際、「火宅」って気がするでしょう。
私、なにもほかのためにいったんじゃない。欧米の、特にアメリカの真似はもうやめて欲しいからいったんです。火宅というのが当ってる。なんとかかんとかいいながら、やってること見たら結局こんなん。火の燃え盛るような。
前頭葉の世界というのは仏教でいう欲界。この意というのは欲ですから、全てが欲です。欲の火が燃えている。実際そうなっているでしょう。だから、もうこんな真似はせんようにして欲しい。この真似されるのが一番かなわんのです。日本民族の自滅です。
西洋文明は「前頭葉の世界」である。「前頭葉の世界」=「欲界」である。
だから、我々日本人はこれを真似するなよ、というのが岡潔博士の念願であった。大事なのは「頭頂葉の世界」だと岡潔博士は言っていた。
(か)「ユダヤ的」とは?
まあ、詳しい内容は横山賢二さんのサイトを見てもらって、ここでは、最後に、その一番最初の「利己主義」の話で終わりにしよう。以下のものである。
【1】 消極的な利己主義
個人主義は利己主義を生みます。どーしても利己主義を生む。利己主義のうちでポジティブなもの、自分中心にしか考えたり行為したりしない人がいる。人の目にもつきますし、自分の目にもつく。だから、まだ良いのですが、消極的な、ネガティブな利己主義が困る。
自分と自分の周りの人達以外に対しては全く無関心である。それが困る。消極的な利己主義が誠に困る。今、日本は消極的な利己主義がほとんど行き渡ってしまっています。だから個人の幸福は考えますが、国家などというものは少しも考えない。
ところが実際は、国家というものなしに個人の幸福などというものはあり得ないのです。こんなこと猿だって知ってる。また世界の各国民は皆知ってる。知らぬは終戦後の日本だけです。
これに似た国民を求めますと、なかなか近い所にはいない。遡って、2千年近く遡りますと、一度ユダヤという国が滅びました。あの滅亡直前のユダヤ国民は今の日本国民に酷似しています。
だから、今の日本国民は民主的だなどと思ったらとんでもない、ユダヤ的というべきです。個人の幸福あるを知って、国あるを知らんのをユダヤ的というのです。民主的とはいいません、そんなこと不可能ですから。ところで、なぜ、こういう事態に立ち至ったか。それを一番初めから詳しく申しましょう。
50年も前に岡潔博士は
個人の幸福あるを知って、国あるを知らんのをユダヤ的というとこういっていた。
つまり、私の言葉では、「獅子身中の虫」である。
ある意味、在日韓国人朝鮮人は実に「ユダヤ的」なのである。
だから、心の琴線に触れるのか、アメリカ国内のユダヤ人のやっていることと、我が国内の在日朝鮮人がやっていることが実に似ているのである。
同胞や個人の幸福あるを知って、国あるを知らんのである。
しかしながら、我が国は、古代から
国破れて山河ありの精神を知っている。国がなくなれば、故郷もなくなり、過去の記憶も全て無くなる。そういうことを知っているのである。
国とは故郷のことである。
見せかけの豊かさや成功や金などの物質的幸福を得さえすれば、国や故郷や言葉なんかどうだっていい。
これが「ユダヤ的」だ、と岡潔博士は述べていたのである。だから「ユダヤは滅んだ」のだという意味である。
実に慧眼である。
だから、「日ユ同祖論」なんていうのは、策略であって、真っ赤な嘘なのである。前から私がここでメモしてきたように、正確には「日イ同祖論」なのである。古代イスラエル人の失われた10支族は、ユダヤ2支族のそういう「ユダヤ的」な部分が嫌で、合わずに分裂し、後にアッシリアに捕囚となって、その後そこを逃れてさらに東進したのである。これは3000年くらい前のことである。
ちなみに、岡潔博士は、少なくとも日本人は10万年前から続いていると主張していたのである。超古代エジプト時代よりはるかに昔からである。
とまあ、だいぶ長くなってしまったが、岡潔博士の50年前戦後20年目の講演の凄さや面白さはだれにも分かるに違いない。
いや〜〜、恐るべし、岡潔博士。
やはり正真正銘の天才、そして、我々の本、物理で語り尽くすUFO・あの世・神様の世界-アインシュタイン、マックスウェル、ディラック、シュレーディンガーさえも超えてにも書いてあるように、岡潔博士は「高天原」を見てきているからナア。
どうやら岡潔博士によれば、西洋の偉大な学者たちは「天国」を見てきていると言っている。保江邦夫博士も天国を見た。それも、欧州の国々には「天国へ至る階段」があるらしい。
だから、オーストリアやスイスやフランスあたりで勉学していると、時に「天国に行って戻る」。そうするだけで、天才に生まれ変わる。(そして、その度に、長生きになる。)
保江邦夫博士も「保江方程式」が、前頭葉の裏、額の裏側に浮き上がったというからナア。
俺の謎は続く。
いずれにせよ、横山賢二さんに感謝。吉井さん親子にも感謝ですナ。
by Kikidoblog | 2015-06-18 17:25 | 岡潔・数学・情緒