USA「リメンバーチューチュートレイン」:サッカーは複雑系である!
翼をください
タイムアップの笛は、次の試合へのキックオフの笛である---デットマール・クラマー
なでしこジャパンW杯初優勝おめでとう2:「なでしこは一日にしてならず」
みなさん、こんにちは。
昨日カナダからなでしこジャパンの勇者たちが帰国したようである。
私があの表彰式の最中ちょっと気になった場面は、アメリカの選手たちがビクトリーセレブレーションをしている最中、後ろの方で宮間選手と鮫島選手ともう一人たしか阪口選手だったと思うが、三人が極めて真剣な眼差しと顔つきで、宮間選手が鮫島選手の両手をとって
「これからはあや達の時代だから頑張ってね。私はキャプテンを譲るから」
「宮間さん、そんなことを言わないでこれからもまだキャプテンでいてください」
「でもこれはずっと前から決めていたことだから」
「あや、後は頼んだよ」
というような応答でもあったのでないかというシーンが映っていたのである。
はたして真実はどうか?本人に聞いてみる他はないが、今後、宮間選手の代表引退声明とかそういった動きがもしあれば、いずれ分かって来ることだろう。
さて、今回のアメリカのどの選手も言っていた言葉があった。それは、
4年前のあの悔しさは一生忘れないというものである。ワンバック選手は、その敗戦以来、一昨日の優勝の日まで、「優勝」を夢見て、すべてのチームから離れてまったくフリーでアメリカ代表としての練習のみに集中して来たという。そこまで、本気にさせていたのである。
どうしてこういう情報を日本サッカー協会は取って来なかったのか?
やはりサッカーは人が行うもの。選手たちの精神状態を見極めることがサッカーそのものよりはるかに大事なのである。
そんなわけで、俺は、あの4年前のなでしこ初優勝
の映像をもう一度見たわけである。以下のものである。
フジテレビがカットした FIFA女子ワールドカップ2011 表彰式
ロイド選手
ワンバック選手とソロ選手
日本のなでしこを見つめる米国選手陣→ファック、次回は絶対に自分たちがあそこに立つぞ!
そして、準決勝、アメリカはドイツを2−0で倒し、日本はイングランドを2−1で逃げ切った。
問題はこれだった。
【GIF】なでしこ、海外の放送でやらかすwwwwww
これは、
「チューチュー岡村トレイン」というらしい。
OKAXILE / Choo Choo 岡村 TRAIN 2011(from EXILE LIVE TOUR 2011 TOWER OF WISH ~願いの塔~)
イングランドが不運の自殺点で敗退し、イギリス全国民が意気消沈している最中、いきなりなでしこジャパンのメンバーの一部が「チューチュー岡村トレイン」を進撃の巨人しはじめた。
これにかの大英帝国の子孫たちが激怒した。
というわけで、この「チューチュー岡村トレイン」が、あたかも第二次世界大戦開始直前の「真珠湾攻撃」のような役割をはたしてしまったのである。
つまり、
不意打ち。イングランドのパールハーバーとなってしまったわけである。少なくとも、心理戦争的にはそういう状況を生み出した。
それで、リメンバー「チューチュートレイン」となったようである。
これに呼応して、本来なら日米は親善試合のようにいい感じの決勝戦になるはずのタイムラインが組まれていたのだったが、それが突如として「なんとしても倒す」「打倒日本」「リメンバーチューチュートレイン」となったのである。
なぜ突然のピッチ上でのチューチュートレインだったのかいな?
と俺にはまったく理解できなかったのだが、ひょっとしてこれもあの「在日やべっちFCの仕込み」だったんじゃあね〜か?とすら疑っているのだが、今日のニュースによれば、発案者は先頭の大野忍選手だったらしい。これである。
なでしこ チューチュートレインダンスは即興だった
女子W杯カナダ大会で準優勝したなでしこジャパンのメンバー、大儀見優季と熊谷紗希が8日朝、フジテレビ系「めざましテレビ」に生出演した。
なでしこの選手たちは準決勝イングランド戦で勝利した後、近づいたテレビカメラに「チューチュートレインダンス」を披露し、話題を呼んだ。番組中でこの場面について触れられ、2人はこのダンスの発案は「大野選手です」と明かした。
また、見事なダンスだったことについて、大儀見は「(ダンスの練習は)まったくやってない。即興です」と話した。
なでしこジャパンはW杯で準優勝し、前日7日、帰国した。
余計なことしでかしてくれたな、大野忍選手。
実は、数年前に我が家は神戸のデパートのレストラン街で列を作って待っていた間に、レストルームから出て来た大野選手を見かけた時がある。我々の真横をさっそうと歩いて帰ったから、「大野選手、がんばって」と応援したんだが、こっちを見てくれたらサインでもと思ったのだったが、予想外に大野選手はにこりともせず、我々の声かけにも他のだれの声かけにも答えず、完全無視でヤクザが肩で風切るような感じであっという間に帰ってしまったのだった。
私はこれまでにサッカー選手は小中高大一般と自身の経験からも息子たちやその同僚たちなども無数のサッカー選手を見て来ているが、あまりこういうタイプは見たことがないというのがこの大野忍選手だったのである。
簡単に言うと、「怪人20面相」である。さまざまな状況で顔つきが変わる。表裏の2つというもんじゃない。仲間の前、お偉方の前、マスゴミの前、一般人の前、さまざまな局面で態度や表情が変わるのである。
我々がテレビのピッチ上で見る笑顔は、あれは日本代表の仲間に対する顔なのだろう。
そして、仲間内では四六時中ふざけているように見える。
イングランド戦の後半ピッチに最後に出て来た時には、腹に手を当てて、「下痢しちゃったよ」というようなしぐさで周りを笑わせていた。どうも四六時中こんな感じだった。
だから、イングランド戦に勝利した後、何やらなでしこトレインのような一列を作り始めたから何するのかと思っていたが、映像は切れて分け分からなかったのだが、その後、「チューチュートレイン」だったことが判明したわけである。
これが「リメンバーチューチュートレイン」となって、アングロサクソン連合国の激怒を招いた。
そして、USA怒濤の4得点。一気に勝負がついた。
ちょうど戦争序盤のミッドウェー海戦で帝国海軍が撃沈して敗戦が決まったのと同じ状況となった。
序盤の16分間で勝負が決まったのである。
それも、大野選手がCK、FKで果たすべき役割をきちんと果たさなかったからであった。大野がセンタリングを足で触ってカットしていれば何でも無いボールだった。
ゴールハイライト なでしこジャパンVSアメリカ 2015決勝戦
無念のなでしこジャパン準優勝!:アングロサクソン・トリックにやられたナ!
そして、今回の表彰式がこれ。
なでしこジャパン準優勝 アメリカ戦直後、表彰式
(ここでも大野選手は黒人の前で驚いたしぐさをしでかし、あまり気持ちのいい雰囲気ではなかった)
4年前のアメリカチームのあの悔しさをはらす「リメンバードイツ」「リメンバーチューチュートレイン」が達成されてしまい、アメリカにとっての「ハッピーエンド」になったわけである。
まあ、一生1000年も恨み続けられるよりは、どちらかといえば「負けるが勝ち」だったのかもしれない。が、あまり後味の良いものではなかった。
これが、実は俺と保江博士との拙著で、俺が「サッカーは複雑系である」と言った意味である。
ピッチ上のサッカーとはまったく無関係のまったく思いも呼ばない何気ない出来事が、その後の試合を決める要素となる。たまたま偶然大野選手が思いついた「チューチュートレイン」が、アメリカの兄弟国のイングランド国民を激怒させて、それが旧大英帝国の植民地だったアメリカの選手たちにのしかかり、尻に火がつく。良い試合で勝てば良いと思っていた所が、何が何でもイングランドの復讐、かつてのドイツW杯の復讐をするというふうに様変わりする。
これが「タイムラインの変化」というものなのである。
最適制御理論的に言えば、初期条件の切り替えである。条件が切り替わることにより、その後の軌道がまったく変わるのである。
結果から見れば、大野忍の思いついたチューチュートレインによってタイムラインが大変化してしまったのである。
俺はそう感じる。
まあ、信じる信じないはあなた次第ですぞというやつだがナ。
最後に、他のなでしこの選手たちには、この高校サッカーのテーマソングを贈っておこう。まさに「振り向くな君は美しい」である。
ふり向くな君は美しい
歌手:ザ・バーズ
作詞:阿久悠
作曲:三木たかし
1。
うつ向くなよ ふり向くなよ [うつ向くなよ ふり向くなよ]
君は [君は] 美しい [美しい]
戦いに敗れても 君は美しい
今ここに青春を刻んだと
グランドの土を手に取れば
だれも涙を笑わないだろう
だれも拍手を惜しまないだろう
また遇おう [また遇おう] いつの日か [いつの日か]
また遇おう [また遇おう] いつの日か [いつの日か]
君のその顔を [その顔を] 忘れない
2。
うつ向くなよ ふり向くなよ [うつ向くなよ ふり向くなよ]
君は [君は] 美しい [美しい]
くやしさにふるえても 君は美しい
ただ一度めぐりくる青春に
火と燃えて生きて来たのなら
だれの心もうてるはずだろう
だれの涙も誘うはずだろう
また遇おう [また遇おう] いつの日か [いつの日か]
また遇おう [また遇おう] いつの日か [いつの日か]
君のその顔を [その顔を] 忘れない
感動をどうもありがとう。頑張れ、なでしこジャパン。頑張れ日本。
おまけ:
ついでにメモしておけば、当然日本に悲運の敗戦したイングランドは、なでしこジャパンを目の敵にしてくるだろうことは100%疑い得ない。イングランドも「リメンバーチューチュートレイン」である。大野の「チューチュートレイン」さえなければ良かったのにナア。まあ、最初の試合で安藤選手が骨折した瞬間から、この結末が用意されていたのかも知れないですナ。白人は執念深いゾ〜〜。真綿のように攻めて来る。4年後もあまり良いことはなさそうだ。こういうのを「負の遺産」というわけだ。大野選手は本当に日本人なのかね〜〜?かなりメンタルが違うような感じを受けるが。いまの内にバセット選手一家と英国民に誤解を解いておいたほうが良いのかもしれないですナ。
おまけ2:
ザバーズ
全国高校サッカー テーマソング
by Kikidoblog | 2015-07-08 09:34 | なでしこジャパン