最近の反重力研究:物理学とは「未知の自然現象を解明しようとする学問」のこと
世の左巻き先生たち、すなわち、唯物史観や還元論的見方に毒されてしまった先生たち、特に教育大学や高校の理科の先生たち、この代表格が雑誌ニュートンの見方だが、こういう人たちは、科学が完成したものだと信じ切っている。特にその中でも物理学こそ最高峰の完成した科学だとまじめに信じ切っている。
ゆえに、ソ連の共産党革命思想を信じ切っているために、信者を増やそうと必至に命まで投げ打つのと同様に、そういう還元論的唯物史観科学に染まった先生たちはその信者を増やそうと懸命である。ましてや、そんなはずはないと反論するものには容赦のない陰湿な攻撃すら加えるのである。
その典型例が、「と学会」であり、「トンデモ」なる間違った日本語を生み出した脳天気な連中であった。「トンデモ」の「トン」とは、「根拠」の意味であるからして、正しい日本語では「とんでもない」と言わねばならない。その感じや雰囲気からしておそらく彼らの大半はハンベーダーであろうか?
実は、物理学が物理学として誕生したのは、ほんの1世紀ちょっと前にすぎない。まさにマイケル・ファラデーの時代のことであり、ファラデーが近代的な物理学を生み出したのである。
それ以前には、ニュートンやライプニッツに代表された「力学」とファラデーの師であったデイビー卿の生み出した「化学」しかなかったのである。アルケミーであった錬金術が欧州に飛び火して徐々に化学と変わって生まれたものである。
この化学と力学の外に属するものはすべて未知の自然現象であった。当時は「物理現象」という言葉はあまり意味をなさなかった。それゆえ、電気現象や磁気現象は、天体運動のような力学で解明されるものや試験管やビーカーやフラスコの中で証明された化学現象では説明不可能な「何か」、新しい自然現象だというふうに考えられたのである。
そこで、そうした化学と力学とでは説明できない現象を「物理学的現象」と名付けたのである。そして、そういう未知の自然現象を研究する学問を便宜的に「物理学」と呼び出したのである。
当時の言葉の命名上の大家は、いつもファラデーの大発見の際に相談役となったファラデーの友人リチャード・フィリップス(Richard Phillips)であった。ファラデーが困って相談する度に適切な命名を提案したのである。
科学の世界では、その人物自身の研究はたいしたことはないが、命名において名を残したという変わり種も多い。20世紀では「ビッグバン」という神話を残したガモフがいた。現代ではそういう造語を「ジャーゴン」と呼んでいる。いたずら的名前、邪悪な命名というような意味か。
こんなふうに、19世紀のファラデーの時代は、「物理学」=「未知の自然現象を解明しようとする学問」の候補としては、熱力学、電気学、磁気学、光学、弾性体学、音響学などが存在した。
19世紀にこれが原子の仮説や近代数学の発展をともなって徐々に現代の我々が知る形に発展したのである。
しかしながら、だからといって「完成したわけではない」。
ここを「と学会」的なウリナラファンタジーの人々は見誤る。実際連中はSFが大好きである。少女趣味でもある。やはりハンベーダーですナ。
さて、未知の現象を解明する科学が物理学だとすれば、物理学の研究対象が「反重力」であっても「超光速度飛行」であっても「霊魂の存在」「死後の世界」であったとしても何であっても構わないのである。
物事は定義によって決まる。「物理学は自然現象を物理学のこれまでの仮説の延長線上で研究する学問だ」と定義すれば、今現在ちまたに出回った似非科学者のものに一致する。単に「物理学」に対する定義が曖昧だったからものごとが曖昧になったにすぎない。
未知の自然現象から熱力学や電磁気学を生み出して来た「物理学」の本来の意味を取る方が大事だとすれば、やはり「物理学」は「未知の自然現象を解明しようとする学問」であるべきである。そういうことにならざるをえない。
まあ、高校の理科の先生たちはあまり勉強しないからまったく知らないだろうが、「マックスウェルの電磁気学」と呼ぶ電磁理論、すなわち、ヘビサイドとギプスが完成した形式の「マックスウェル方程式」に基づく理論では説明できない電磁現象は30数個存在することが知られている。
古典力学の時代のニュートン力学では説明できない数多くの自然現象が存在したように、ある理論の例外はその理論の存在すら危うくするものである。
ヘビサイドのマックスウェル方程式にも数多くの説明できない自然現象が存在する以上、今大学で学ぶ電磁気学は近似論にすぎないと見なすのが適当である。そうせざるを得ないのである。
化学現象も似たようなものである。単純な原子論では説明不可能な現象が多々存在するが、大学や高校の理科の先生はそういう現象をご存じない。だから、すでに説明された現象に射影してそれで満足する。
ましてやいまでいう電磁現象はほとんどエジソンの直流の世界の延長に過ぎない。だからほとんどの現象が低周波低電圧の現象である。
これでは、ニコラ・テスラが研究した超高周波超高電圧の現象は理解できない。(詳しい所は、拙著「ニコラ・テスラの[完全技術解説書]参照)
さて、大分前置きが長くなってしまったが、反重力やフリーエネルギーを考える場合に避けて通れないのが、まさにそういう高電圧高周波の問題なのである。そこで、最近メモした以下のもの
日本初公開「さあ、これが空飛ぶ円盤の作り方だ!」:フラックスライナーエンジンに重力が零点エネルギーとどういう関係にあるかを研究した論文のことが紹介されていた。そこでそういうものをいくつかメモしておこう。ちゃんとしたアメリカ物理学会の研究雑誌に掲載されているものである。
Zero Point - The Story of Mark McCandlish and the Free Energy Fluxliner Space Craft
私と保江邦夫博士の対談本の中にも出て来る日本ではあまり知られていないなぞの物理学者がいる。それが、H. E. Puthoff博士である(プトフとかピュートフとか呼ばれる)。
この人の研究グループが、いまこのマーク・マッカンドリッシュ博士(Mark McCandlish)が大事だと言った論文の著者である。
1。Inertia as a zero-point-field Lorentz force
2。Inertial mass and the quantum vacuum fields
3。Physics of the zero-point field: implications for inertia, gravitation and mass
4。Advances in the proposed electromagnetic zero-point field theory of inertia
5。Inertia as reaction of the vacuum to accelerated motion
6。Gravity and the Quantum Vacuum Inertia Hypothesis
7。Contribution to inertial mass by reaction of the vacuum to accelerated motion
他多数にて省略。
ところで、これらの論文の第一著者はだれか?
B Haisch=Bernard Haisch
という研究者である。たぶん我が国では有名ではないだろう。
しかしながら、所属を見ると、なんとあのロッキード–マーチンとマックスプランク研究所である。日本の三菱重工やトヨタに匹敵する会社所属でしかも理化学研究所に匹敵する場所に所属している。
こんな立派な所属の科学者が正々堂々と零ポイントエネルギーと重力の研究を行っているのである。もちろん、この意味で、表向きはそういう研究テーマにしておいて本当の目的は反重力の研究を行っているということである。
ロッキード–マーチンといえば、あのベン・リッチのステルス戦闘機を作った会社であり、スカンクワークスという反重力戦闘機(すなわち地球製UFO)を制作している会社である。
そんな中からスピンアウトした物理学者が、ドイツ人だった。
やはりナチス・ドイツのフォンブラウンがサターンロケットを作るために、ペーパークリップ作戦でアメリカに居住し、そこで裏ではナチス・ドイツの空飛ぶ円盤技術をリバースエンジニアリングしていたというのは本当だったのだろう。そういうことを彷彿させる事実である。
ところで、このピュートフ博士は、1980年代のインタビューでは、自分は「MKウルトラ計画」に参加した物理学者であったことを自白していた。
ピュートフ博士は、いわゆる「サイコキネシス(念動力)」や「テレパシー」の研究を行っていたのである。
分かるよな?
こういうことが本来の「物理学」なのである。
いや〜〜、やはり本家のアメリカには本物の「物理学者」がまだまだいるようですナ。
俺も頑張ろっと。
by Kikidoblog | 2015-10-28 09:58 | 反重力・UFO