「空想科学私小説家顛末記」発見:「中性子星は意識を持つか?」
人の双対性
保江邦夫博士:Unix流FORTRAN派
井口和基博士:Mac流BASIC派
みなさん、こんにちは。
いや〜〜面白いものを発見したので、一応これもここにメモしておこう。
たまたま久しぶりに保江邦夫博士のウィキペディアを見て新書に漏れはないか、あと読んでいないものはどれかと見ていると、興味深い文章が追加されていることに気がついた。この部分である。
保江邦夫
空想科学私小説家顛末記という名のブログも存在する
え〜〜、保江博士のブログ?あったのかいな?
というわけで、見てみると、
あった、あった。
ご存知のように、我らが「愛魂道」の保江邦夫博士には、いくつかの名前がある。
最初は、竹久おさむ、次が、佐川邦夫。そして本名の保江邦夫、である。(ちなみに、保江先生の邦は飛び出さない、偏が何となく「手」になっている)
そんなわけで、欧州スイスから帰国後の1990年代後半、自身の得たUFO体験をまだカミングアウトする勇気のなかった時代、岡山の文豪竹下夢二とサムのニックネームの日本語にあたるおさむをつけて、
竹久おさむ
のペンネームで思う存分にUFO体験を語ったのである。
ただしエリア51は3人で回ったらしいが、その時の連れとは、ロジャーとブライアンの二人。なんとかの
ロジャー・ペンローズ博士だったという。
ブライアン・ジョセフソン博士
さて、そんな竹久おさむさんのブログがこれである。
空想科学私小説家顛末記
竹久おさむの寝顔
見てみると、なるほどまさに保江先生の文章だと分かるのだが、やはり保江先生の感覚は面白い。
というわけで、1つだけ引用させてもらおう。以下のものである。
中性子星は意識を持つか?
処女作『サイレントクイーン』の中でちょっとした悪役(?)を演じてもらったものに、意識を持ち原罪を宿す「中性子星」があった。実は、中性子星が意識を持つかもしれないという話は、1997年にカリフォルニアであった国際会議の朝食テーブルで閃いたのだ。同じテーブルには重ね合わせ状態の量子崩壊によって意識が発生するという持論を熱く語るイギリスの数学者ペンローズ博士がいた。
話が物理学者や天文学者が書いたSF小説のことに及んだとき、ペンローズが推薦したのが中性子星に住む宇宙人が出てくる作品だった。それを聞いていた僕の頭に閃いたのが、中性子星を構成する中性子が重ね合わせ状態の量子崩壊を繰り返しているとすれば、ペンローズの持論によれば中性子星は意識を持つというもの。早速にテーブルでお披露目したところ、しばらく黙って考えていたペンローズは笑いながらこんなことを言った。
「意識の活性度は単位時間あたりの量子崩壊の数に比例するはずだが、すると中性子星は人間の意識よりもはるかに進化していることになる・・・ふむ、面白い」
という国際会議の朝食の場面が元になり、意識ある中性子星を悪用するマッドサイエンティストのイメージとしてペンローズ博士が登場したのだ。
意識する中性子星
いや〜〜流石に素粒子論者、面白い。
ということは、意識する地球、はあり得ないが、記憶する地球程度はあり得そうである。
まあ、興味ある人は、竹久おさむ氏の文章を読むのも良いだろう。
おまけ:
文中に登場する竹久おさむさんの処女作「サイレントクイーン」がこれ。
「サイレントクウィーン」実はこれこそ、保江邦夫博士の正真正銘の処女作だったのだ!
最先端の科学研究に携わっている科学者が、少しだけ想像力(サスペンス)と遊び心(ロマンス)を取り入れることによって誕生した、全く新しいエンターテインメント小説--空想科学私小説--なのです。
最後まで読んだあなたは、いつの間にか最先端科学研究の虜になっていることでしょう。
まさに、事実は小説より奇なり!
目次
ファントムメール
オーロラを聞く
一通の手紙
緊急共同コミュニケ
脳の青写真
白色矮星
中性子星の意識
光る眼
謎の天体物理学者
変性意識状態アルタードステート
ピラミッドに隠された真実
ピラミッドに隠された真実
神々の脳波
王室科学顧問アーサー卿のたくらみ
美しき妃の憂い
魂の抜け殻
狂気の科学者
隠された真実
マザー・カミオカンデ
水に光る人工頭脳
私信
再会
帰還そして旅立ち
■著者紹介
著者竹久おさむは現役の物理学者。
大学で教鞭を取る傍ら、随筆や一般向けの科学啓蒙書を執筆している。
理論武術家としての活動もある。
立ち読み

by Kikidoblog | 2015-11-10 10:57 | 保江邦夫博士