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Jリーガーの諸君、これがサッカーだよ!:ただしいポストプレーを身につけようヤ!

みなさん、こんにちは。

ライオネル・メッシ、カミツキ・スアレス、スットブ・ネイマールの3人のFWのいるバルセロナが、イタリアの強豪ローマをまるで大人と子供のように粉砕。以下のものである。
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ディフェンスの最終ラインをワンツーの浮き球で突破し中にフォローが入る。まあ、基本中の基本のプレーなのだが、それを絶妙に行う。

これがプロの技。

やはりJリーガーはもっと基礎技術を練習すべきである。

多人数による
「パス回し練習」
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の弊害がここに来てJリーグに重くのしかかってきたようだ。

ところで、この「パス回し練習」がどうして我が国ではこれほどまでに流行ってしまったのだろうか?

私個人の考えでは、これは日本のサッカー解説者が欧州のビッグクラブの練習風景を見に行った時に、一般公開用の15分しかマスコミ関係者が見ることができなかったのだが、その中で一般公開用のデモンストレーションの余興としてバルセロナやレアル・マドリーなどが「パス回し練習」を見せたことを、それを日本のサッカー解説者が誤解して我が国で広がったのだと見ている。たぶんこれが正しい。事実、彼らトップクラブが仕込む「非公開練習」の2時間こそが本当に厳しい練習を行っているのである。こういうものは、その中に入った経験のある選手に直に聞かなければ分からないものである。

少なくとも、我々が中高生の頃、こういった「パス回し練習」というものはなかった。むしろ、1対1、2対2、3対3の「パス回し練習」である。

少人数の「パス回し練習」と多人数の「パス回し練習」では何が違うか?

というと、少人数では動くべき場所がはっきりするために、また、そうしないとパスがもらえないために、非常にきつい練習となる。が、一方、多人数ではコートが広く、また動くべき場所もあいまいとなるために、動く選手と動かない選手の両方がでることである。つまり、遊んでいる選手がいてもそれなりに練習した気になる。

2対2や3対2や3対3を5分もやればもう選手はヘトヘトになるが、7対7とか10対10となると、結構ながくやっても全然問題なくできるのである。

特に私が中学時代に今のヴァンフォーレ甲府の前進である甲府クラブを作った初代監督の岩田先生にやらされた3対2は、攻撃側の3人が傘のポジションにつかないと相手の間のスルーパスを通せないから、必ず3人のうちの1人がパスを出した途端に間の位置でフリーになるまでダッシュしなければならなくなる。だから、これを5分も続けると、膝に手をやらなくてはならないほど疲れた。つまり、それほど良いパスアンドゴーの練習になるのである。

最初のバルセロナの2点目のワンツーワンツーでパスアンドゴーの得点はこういう練習の賜物だろう。

また、Jリーガーはポストプレーというものを何か勘違いしている。

そもそもポストプレーというのは、バスケットから派生した考え方だから、ポストマンがボールをもらったら、そこを起点に攻撃する。ポストマンが自分でシュートするか、ポストマンがワンツーでリターンするかのいずれかである。いずれもすぐにシュートに持ち込むために行うのがポストプレーである。

ところが、Jリーガーのポストマン=センターフォワードは、自分に来たボールをわざわざずっと後ろにいる中盤の選手にまでバックパスする。それではそこからシュートできないわけだから、中盤の選手はまた攻撃を組み耐えなおさなければならなくなる。こんなプレーが多い。

それは、日本のJリーガーのフォワードの大半、たぶん、100%がポストプレーとは、敵ディフェンダーを背に背負って相手を止めてプレーすることだと考え違いしているからである。

ポスト=ターゲットと言う意味だから、別に相手を背負うか背負わないかは重要ではない。自分に入ったボールを直接シュートするか、リターンしてそれをもらった選手がシュートするかの違いである。いずれの場合もすぐにシュートするためのプレーがポストプレーである。

だから、いくらディフェンスを背負って足元でボールをしっかりトラップしようが、そのボールを遠く後ろの中盤まで戻して組み立てなおしというようなプレーはポストプレーとは呼べないのである。

このバルサの2点目の場合、中央にいるスアレスのワンツーリターンでメッシに浮き球でパスしたプレー、
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これがポストプレーである。けっして9番スアレスが背中に敵を背負っていたわけではない。自分が中央のターゲット=ポストになってぶつけてくれたボールをバウンドさせただけのことである。


Jリーガー諸君、日本代表諸君、サッカーは本来楽しく、美しいものである。もっと華麗に綺麗なプレーを目指そう。

ガチガチやらないからサッカーとラグビーはわかれたのである。ガチガチが好きな人はラグビーへ行け。華麗でエレガントなプレーが好きなものだけ、Jリーガーでいろ。

俺はそう思うがナ。

いずれにせよ、今回のバルサとローマの戦いは、相手がディフェンシブに中央に集まるチームに対してどうやればそれを突破できるかの生きた教科書のようである。若者はこういうプレーを身につけよう。



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  by Kikidoblog | 2015-11-25 13:42 | サッカー&スポーツ

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