徳島勝浦町の「ビッグひな祭り」ついにブラジルに行く:みなさん、良い年を!
怒涛の2015年も今日で無事終了。みなさん、ご苦労様でした。お疲れ様しでした。
さて、阿波の国徳島県と房総の安芸の国千葉県には勝浦という町があり、どちらにも「ビッグひな祭り」というイベントがある。
ビッグひな祭り
阿波の国と安房の国とセレソンの国の「ビッグひな祭り」
雛人形は女の子を授かった家庭で、非常に高価な雛人形でも、それをなんとか工面して雛祭り用に買うが、その女の子が成人すれば、もはや雛人形は用なしになる。だから、普通は、親戚にあげるか、誰かにやるか、あるいは、ゴミとして廃棄するかの選択を迫られる。
阿波徳島の勝浦町のビッグひな祭りは、子供の頃からひな壇を飾った雛人形が無残に捨てられてゴミとなり、焼却されてしまうのはもったいない。そこで、雛人形を燃やすよりは、持ってきたら、人形を供養して飾りますよ、という精神で誕生したものである。
この「ビッグひな祭り」と一方地球の裏側にある遠いブラジルのリオのカーニバル。
ブラジルのリオのカーニバルが最高潮!:あっちの水はあ〜〜まいぞ!?
Carnevale di Rio de Janeiro
このカーニバルの人間によるサムバのひな壇は非常に似ている。
そこで、もう10年以上前に私は昔のブログにジョークとして
この2つが似ているよとメモしたのだった。たぶん、そういうことをブログに最初に書いて紹介したのは私以外にはいなかった。これである。
日本のひな祭りとブラジルのひな祭り
あれから10年。
ついにその勝浦町のビッグひな祭りが、サムバの本場ブラジルのリオに飾られることになったというのだ。これである。
徳島・勝浦のビッグひな祭り、リオ決定 五輪中5000体展示 2015/12/31 09:48
【写真説明】リオデジャネイロ五輪で展示されることが決まったビッグひな祭り=2月22日、勝浦町の人形文化交流館
3万体のひな人形の飾り付けで有名な勝浦町の「ビッグひな祭り」が、2016年夏のリオデジャネイロ五輪の期間中、現地で展示されることが正式に決まった。展示を計画したNPO法人日本スポーツ芸術協会(東京)から、ビッグひな祭りを手掛けるNPO法人阿波勝浦井戸端塾に連絡があった。井戸端塾は、ひな人形約5千体をリオへ送る。
展示場所は現地の文化施設などが候補に挙がっており、早ければ16年1月に確定する。井戸端塾は保管するひな人形から、保存状態の良いものを選び、5月上旬までにコンテナ船で発送する計画。人形の数については現地の要望次第で増える可能性もあるという。
飾り方は、ビッグひな祭りのメーン展示にならってピラミッド型とするか、壁沿いに並べるかの2パターンで検討している。リオ五輪(8月5~21日)、同パラリンピック(9月7~18日)に合わせて展示する計画で、終了後は現地の日系商工会議所や日本人会などに寄贈する方針だ。
ビッグひな祭りのリオ行きは、同町棚野出身で日本スポーツ芸術協会の相原茂明事務局長(68)が発案。14年10月、阿波勝浦井戸端塾に協力を求めていた。相原事務局長は「リオで日本の文化を紹介できることになり、うれしい」と話している。
ビッグひな祭りの海外進出は、井戸端塾の初代理事長で14年に死去した殿川武男さんの念願だった。稲井稔理事長(76)は「殿川さんが望んでいた海外展開が実現することになり、感無量だ」と喜びを語った。
徳島の阿波踊りは日本のサムバ。リオのカーニバルのサムバにも非常に似ている。また、サムバも阿波踊りに参加もできる。
さあ、吉と出るか凶と出るか、神のみぞ知る。良い方向に行って欲しいものですナ。
では、今年もいろいろお世話になりました。良い年を。

by Kikidoblog | 2015-12-31 17:08 | アイデア・雑多