「人の謎に満ちた起源: 禁じられた考古学」
今日もまた「古代の人骨」に関連する話を続けよう。これもまたYouTubeで見つけた番組である。「人の謎に満ちた起源」という番組である。ナビゲーターは最近亡くなったチャールトン・ヘストンである。もちろん「猿の惑星」の主演俳優のチャールトン・ヘストンである。
「チャールトン・ヘストン、人の起源」
Charlton Heston on the Origin of Man part 1
Charlton Heston on the Origin of Man part 2
Charlton Heston on the Origin of Man part 3
Charlton Heston on the Origin of Man part 4
Charlton Heston on the Origin of Man part 5
1では「我々はどこから来たか?」という未解決の問題が紹介され、地球上のさまざまな遺物(例えば、ヨーロッパ人が南極を発見するずっと前から南極大陸を描いた「ピリレイスの地図」の存在や何百トンもの巨石文明や明らかに古代遺跡の中に存在する現文明以上のハイテクの存在やさまざまなオーパーツの人骨)などから何百万年も前から人類が存在した可能性があるということが議論される。「人類のアフリカ起源説」に疑義をはさむ。マッキンタイヤーという女性考古学者がメキシコで20万年前のやじりを発見したという話が紹介されている。
2では6000万年前に滅んだといわれている「恐竜時代」の謎が紹介されている。ティラノサウルスの足跡が発見されているが、その横に人間の足跡も同時に発見されてたというカール・バウフ博士の話やそれを科学的に分析したペターセン博士の話が紹介されている。また、約1億(100ミリオン)年前の恐竜時代の地層から出た「人間の指」の化石が分析されている。さらにアフリカの28億(2・8ビリオン)年前の地層から球形の人工物が何百も発見されている。恐竜と人の両方が同時に存在したという証拠を理解する方法としては、人が太古から存在したと考えるか、逆に恐竜が極最近まで生きていたと考えるか、のどちらかであるが、後者の可能性もあるという話も紹介される。
3では(2の終盤から)「ダーウィンの進化論」や「リーキー博士のルーシー祖先論」のキーポイントである「ミッシングリンク」の問題が議論される。要するに、人と類人猿の”つなぎ目”となる証拠の化石のことを「ミッシングリンク」というが、その「ミッシングリンク」が地球上で見つからないという問題などが議論されている。要するに、「ダーウィンの進化論」にもとずく「人類アフリカ起源説」には確固たる証拠がないということである。前半の後半から人類の古代文明の問題が議論されている。非常にゼカリア・シッチン博士に似ているニール・スティーデ博士が登場し、「ティアワナコ文明」の時代を議論する。ポリンスキーの「17000年前説」が議論され、少なくとも12000年前に存在したとスティーデ博士は結論づける。
4では「ティアワナコ文明」の古代遺跡のさまざまな特徴が分析される。数百トンの巨石の使用、巨石の水平性、針をも通さない巨石と巨石の接触面、金属のつなぎ具などなど。ここでは「神々の指紋」で有名なグラハム・ハンコックも登場する。また、一方でロバート・ボーヴァル博士などの「スフィンクス」や「ギザのピラミッド」の分析から、「エジプト文明」の建造年もまた12000年以前であると結論づけられる。そして、双方の文明で「ミイラ」の使用、巨石文明など「ティアワナコ文明」と「エジプト文明」の類似点や相似点や共通点から両者がほぼ同じ年代に建造された可能性が議論されている。後半では、「古代の精密時計」、「古代の精密地図」をだれが作ったのか、そのひな形を作ったものはだれか、という問題が議論されている。古代の精密地図では「氷で覆われていない南極大陸」を描いた地図が存在する。すなわち、数千年前に描かれたと考えられる「世界地図」が存在するのである。果たしてこれをだれが作ったのか、という問題である。この問題に答えるために、「アトランティス文明」の神話が登場する。
5ではランド・フレム-アス博士が登場し、アトランティス文明の南極大陸説を紹介する。というのも、アトランティス(Atlantis)と南極大陸(アンタークチカ、Antarctica)のつづりや発音の類似性、アフリカ、オーストラリア、アメリカの三大大陸から等位置にある位置取りなどから、古代の神話ともっとも符合するものが南極大陸であるからであるという。地球気象学者によれば、2000万年前から南極大陸は氷に覆われていると考えられているが、どうすれば12000年前以前に南極大陸に文明が存在出来たのだろうかという問題が議論される。これを解く鍵として、「極や地軸の移動」などが考えられている。この有力な候補としてアルバート・アインシュタインが考案したといわれる「地殻全体の短時間移動」が紹介される。この説では昔北米大陸が北極に位置して氷に覆われていた頃、逆にシベリアや南極大陸は温暖な気候であった。それが地殻の全移動によって南極大陸が今の南極の位置に来て氷に覆われ、逆にシベリアや北米大陸が温暖化したのではないか、と考える。(ところで、日本語では、南極(サウスポール)も南極大陸(アンタークティク)も南極とだぶる事が多いので、結構混乱しやすいので困る)
果たして真実はどうか?
今後の調査研究に期待する他ないが、いずれにせよ、欧米には標準的理論に挑戦する勇敢な研究者やインテリたちが数多く存在するようである。
by Kikidoblog | 2009-03-12 11:47 | ネフィリム巨人