”HAARP”、この不気味な新技術研究所
HAARP(ハープ)(High Frequency Active Auroral Research Program、「高周波数活性オーロラ研究プログラム」)
みなさん、こんにちは。
MacBookの力はなかなかすごい。我が家のADSLというそれほど早くない有線システムでもそれなりにかなりの早さでYouTubeを見ることができる。Google EarthやGoogle Skyなども堪能できる。この小さなパソコンでここ10年ほど使ってきた我が家のパソコンの何十倍ものことができるのだから面白い。
そうやってスポーツから陰謀論やブードーサイエンス、そしてそれぞれにある悪ふざけまでさまざまなものをYouTubeで見ていると、時々非常に優れた番組を録画したものを発見して楽しむことができる。これは一種の「宝探し」のようなものである。さまざまな「ジャンクネタ」の間に潜む「本物」のコンテンツを探し出す、まるでインディー・ジョーンズが「神の聖杯」を探し出すような趣きがある。
このことから推察すると、今テレビのバラエティー番組では、
「ちまたの投稿ビデオや海外ビデオから情報をピックアップして雑談する番組」、
「ちまたの新聞や雑誌から情報をピックアップして雑談する番組」、
「ちまたのブログやホームページから情報をピックアップして雑談する番組」
などがあるが、これからは
「ちまたのYouTubeコンテンツの中からピックアップして雑談する番組」
というのも面白いだろう。おそらくこれがもっともおもしろいだろうと思う。なぜなら、上の3つすべてをすでに含むばかりか、それ以上の内容が存在しているからである。はっきりいって、上のものは”古く”、現実のスピードに対応できていないからである。
さて、こうしたものの中から、いくつか私が気になったものをここしばらく紹介したいと思う。いくつかはすでに「地球温暖化」や「UFO暴露プロジェクト」の話で紹介した。
今回は、ちょっとちがった話題を取り上げたい。それは俗に「HAARP(ハープ)」と呼ばれるものである。
H.A.A.R.P. OVER TORONTO SKIES (MAY 25, 2008) part 2
HAARP Weather Weapon
ここで、大昔、1980年代の日本を思い出してほしい。この時代にはあのカルト集団「オウム真理教」がいた(今も名前を変えて存在する)。「オウム真理教」と言えば、白い服にヘッドギア、空気清浄機、そしてサリンなどのケミカルウェポン。ヘッドギアは、今でいう「脳科学」の脳波測定機で使うヘッドギアのようなものである。これをオウム信者は80年代には常に頭に着用していた。
この「オウム真理教」信者がなぜそんなヘッドギアをつけていたかと言えば、たぶん覚えている人はもうそうはいないだろうが、「アメリカ軍が放つスカラー電磁波攻撃から身を守るためである」というものだった。そしてことある度に彼らは「地震兵器による攻撃を受けている」といったものだ。「スカラー波」、「地震兵器」など聞き慣れない言葉で多くの人々は混乱させられ、彼らはマインドコントロールにかかった一種の「精神分裂病」患者のたまり場であるというふうに人々は考えたものであった。それゆえ、「こんなカルトは破壊しろ」と国民は思った。
あれから30年。しかし、2008年代になり、にわかには信じられない事態が世界を襲った。もちろん、世界同時多発テロ、世界同時不況である。
こういったものは、何十年も前からごくごく一部の「陰謀暴露論者」たちの手によって長らく指摘されてきたものだったが、そういう「陰謀暴露論者」や「陰謀論」は、「壁の向こうでだれかがこっちを聞いている」という精神分裂病患者特有の精神状態と同根のものとされて精神を病んだ人々の”たわ言”にすぎないと見下されてきたものである。今でもこういう論調はいわゆる「権威的なマスメディア」では一般的な主張である(例えば、ABCの「What Behind Internet Conspiracy Empires?」)。
ところが、世界同時不況が起こり、今ではアメリカの科学者やジャーナリストや映画監督などなどのかなりの高学歴者たちやインテリたちも”目が覚め”つつある。しばらく前に紹介した「ショックドクトリン」のナオミ・クラインはそういう1人である。そこで紹介したナオミ・クラインは、アメリカなど主要国の国際政治のやり方があまりにひどく、キューバの「グアンタナモ米軍基地」やイラクの「アブグレイブ収容所」などに見るように、人道主義に反することを平気で行うのはなぜかということを周到に分析した。ノーベル経済学賞のミルトン・フリードマン、ハイエクなどのユダヤ人学派の言説を利用したウォール街が第三世界の経済改革と戦争による恐怖支配を実験し実現したと厳しく批判している。最近では、この動きがさらに加速されつつあり、「UFO暴露プロジェクト」に数多くの科学技術者や公的職員が参加するようになったというわけである。さらに今回紹介する「HAARP」を暴露し批判する人々もついに登場したというわけだ。
物質のすべて(もちろんここでいうものは荷電粒子を含む物質や物体すべて)には、「固有振動数」というものがある。原子にもタンパク質にもDNAにも石油にもありとあらゆるものには固有の振動数がある。そして、そういった固有振動数を持つ物質が電気を帯びているなら(つまり、荷電粒子を含めば)、かならず電磁波と相互作用する。これがかつて朝永振一郎博士、ジュリアン・シュウィンガー博士とリチャード・ファインマン博士がノーベル物理学賞を取った「量子電磁力学」の教えるところである。
物質の固有振動数と同じ周波数の電磁波(もちろん光=可視光も、携帯電話のマイクロ波も電磁波)であれば、物質はその電磁波と共鳴し吸収する。そして放射する。その電磁波のパワー(強度)が小さければ、その物質はその電磁波を吸収放出するだけだが、電磁波の強度が信じられないほど強ければ今度はその物体を破壊できる。コップを共鳴する音波で破壊することができるのとまったく同じである。この原理を使えば、人工衛星から石油の源泉、天然ガスの源泉など宇宙からですら探索できる。体の中も見ることができる。これがMRIである。非常に周波数の低い、せいぜい10から60ヘルツの電磁波であれば人体の脳波に影響を与えることができる。
「China Earthquake caused by HAARP weapon 引发地震的证据」にあるように、空から地中の天然資源を探査するのにはたったの30ワットの電磁波で十分であったという。それがHAARPでは「1兆ワット」ものスーパースーパーハイパワーの電磁波を放射できるというのである。果たしてそれほどのスーパースーパーハイパワーの電磁波を放射できるとするなら、何ができるのだろうか。大気のコントロール、オゾン帯のコントロール、地下マグマのコントロール、人体脳のコントロール、地球環境のコントロールなどができると考えられているのである。
アラスカのガコナから世界中の空に電磁照射し、その地の気候変動を誘発できる。場合によってはオゾン層を一時的に取り除いて、「オゾン層のない窓」を作り、太陽から降り注ぐ強烈な放射能を浴びせることもできる。地中深くを電磁照射し、相手国の地下のマグマだまりに電子レンジのようにして強烈に熱することもできる。そうするとプルームテクトニクスにより、地下のひずみが増し、巨大地震が誘発できる。ターゲット国の人々に低周波(10から60ヘルツ)の電磁波を浴びせ、精神活動を異常化させ、自殺犯罪の多発を誘発できる。南極の上空にオゾンの穴を開け、南極を暖めることもできる。まあ、こんなふうなことができると考えられている。
HAARPの原理はバーナード・イーストランドがアメリカの特許を取り、最近死んだエドワード・テラー(「水爆の父」と言われ、フォンノイマンの盟友であった)が秘密裏に強力に推進したという曰く付きの科学技術である。天才理論物理学者が生んだ「マッドサイエンス」の科学技術である。当時は実現不可能であったが、今ではすべて実現しているのである。これを強力に押し進めたのがクリントン--ブッシュ政権である。オバマももうデータ収集ずみで用なしとなった「グアンタナモ収容所」は廃止するが「HAARP」はまだ生きている。
あなたの頭上にオーロラが見えたらあなたはまず助からない。数10分の内に巨大地震がくるか、あるいは、あなたの上に太陽からの強烈な放射能が降り注ぐ。あるいは、あなたの脳に降り注ぐごく低周波の電磁波によりあなたは精神異常を来たし、映画「ハプニング」のように電車に突っ込むだろう。
かつて1980年代、オウム真理経信者は麻原の邪教を信じていた。しかし、「脳波攻撃」、「地震兵器攻撃」、「環境破壊攻撃」をアメリカが仕掛けていると、ある意味非常に「先駆的」なことを言っていたのも事実なのである。どんな人のいうことにも一面の真実は含まれていることがある。
ジャンクの中から黄金を探し出すこと。すなわち「宝探し」こそ、かつてソクラテスの師と言われたパルメニデスの教えでもある。「輝きを放つものほど偽物であり、真実のものは一見目立たないものの中にある」。今「HAARP」と名のつく場所は3カ所に増えた。(これはアメリカ合衆国内の話だった。アメリカ国外ではおよそ10カ所に同じようなHAARP研究所があるようだ。世界中の人間をコントロールしたいらしい。)
最後に、MacBookの待ち受け画面もまた「オーロラ」である。これでジョブズは何かを言いたかったのだろうか?
それにしても、「と学会」(俗にいう「トンデモ」という言葉を流行らせたニューエージグループ。この組織は何かのカルトか、新興宗教のカルトの支援を受けているのだろう)の言っていたことは嘘ばかりだった。今も嘘ばかり言っている。「脳波攻撃器」、「地震兵器」、「環境破壊装置」、「UFO」、「洗脳技術」も全部アメリカに存在するではないか。もはやアメリカの公的機関で仕事した数千人もの人々や政治家が口を揃えてこういう「マッドサイエンス」や「マッドサイエンティスト」を批判している時代である。これまで自分たちが「トンデモ」と批判していたものが全部「事実」となった今、連中はどうするのだろうか? 日本物理学会は特別チームを組織して真偽のほどを独自に調査すべきだろう。アラスカに行ってハープを見てくるべきである。
(2009年1月24日doblog投稿記事、再掲載)
by Kikidoblog | 2009-03-26 09:33 | HAARP